解離性同一性障害
私のうつ病が少し落ち着いた頃
当時、小4の下の子の様子がおかしい事に気づいた
1人でいる時に誰かと喋っている
下の子の机の中を見ると引き出し自体に黒のマーカーで意味のわからない数字や言葉?文字のようなものが沢山書いてある。
それの謎の文字が引き出しの中を埋め尽くしていた。
文字も重なっていて解読不明だった。
自分の持ち物に自分の名前でない名前が書いてある。
腕によく傷ができていた。
学校の友達ともトラブルを起こす事が多く、よく学校から電話がかかってきていた。
ある日、下の子が爪切りで自分の腕の皮膚をちぎっているのをみつける。
両腕とも血がでていた。
それからすぐに心療内科を受診した。
さまざまなテストを受けて診断されたのが
「解離性同一性障害」
下の子の中にはもう一人の人格「あおいちゃん」がいるとの事だった。
確かにいくつもの持ち物に自分で「あおい」と書いてあった。
父親からの虐待を受けていた事、上の子が発達障害でよく理解できていない分、状況を少し理解していた下の子に対して父親に自分が見たものやされた事を黙っておくように脅されていた事。それを代わりに守ってくれていたのが彼女「あおいちゃん」だった。
カウンセリングや診療に通うにつれてだんだん「あおいちゃん」はあまり顔を見せなくなってきた。
私も仕事をパートにし、できるだけ子ども達と一緒に過ごすようにした。
あれから2年、症状もかなり落ち着いて学校でもよく笑顔をみせて下級生のお世話をよくして、学習もよく頑張っていると先生から言われるほどになった。
過去に守ってあげれなかった事は悔やまれるけど、あの時に下の子を守ってくれた「あおいちゃん」
本当にありがとう